いつまでも寝ない!2歳児を寝かしつけるコツとは?

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日中の活動を終えて、親御さんが一息つけるまでの最後の難関とも言えるのが、子どもの寝かしつけです。

特に2歳においては、体力も知恵もつくと同時に、自我も芽生えることとなるため、親御さんの言動だけではどうにもならないことも数多くありますよね。
「赤ちゃんの時は、添え乳をしてトントンしていれば良かったのに…(´;ω;`)」という嘆きの声も少なくはありません。

それと同時に、「先生、うちの子寝ないでしょ?お昼寝の時どうしてるんですか?」と訊かれることもたくさんありました。
実際には保育園とお家では、人も環境も違うため、一概には言えないのですが、共通して行える対策もいくつかあるものですよ。

今回は、親御さんのお悩みの中でも特に多い、夜間の寝かしつけに関して考えてみましょう♪

2歳児が寝ない理由とは?

先に申し上げておきたいのは、「寝る時間だよ」と言って、素直に床に就く子どもは、かなりの少数派です。
子どもが寝ないことには、それ相応の理由がありました。

子どもが寝ない主な原因を1つずつ考えてみましょう。

睡眠環境が良くない

部屋が暑い・寒いなどの温度や湿度はもちろん、騒音が激しい・部屋が明るすぎる・布団が合わないといったことも寝ない原因となってしまいます。

まずは、親御さんご自身の立場で、その環境が睡眠に適しているかどうかを考えてみましょう。
ご自身が思う最適な環境に設定したうえで、子どもがどのような反応であるかを観察します。

例えば、冷房を28度に設定したけれども、子どもが汗をかいている、といった場合には、28度はその子どもにとっては暑すぎることを示しています。
その場合には、温度や寝具にて調節すると良いでしょう。

気分が高揚している

2歳の子どもは、たとえ身体が疲れていても気分で行動する生き物と言っても過言ではありません。。
楽しい気分でいるときは、疲労感よりも高揚感が勝ってしまうのです。
これでは、なかなか眠るはずもありませんよね。
ひとまずは、眠ることではなく、落ち着かせることに主眼を置いてみましょう。

ただ、あまりにテンションが高いという状況の場合には、発熱や身体に何かしらの異常をきたしていることも考えられます。
子どもの様子を注意深く観察するようにしましょう。

寝る=死ぬ!?との恐怖感から

これは、比較的幼い子に多いのですが、眠りにつくことを死ぬことと同じだと本能的に認識していると言われています。
ある一説によれば、子どもが寝ないのは、寝るときにだんだん意識が遠のく感覚が、「自分が居なくなる」ことだと考えてしまい、その恐怖感から寝ることを極端に嫌がるという場合もあるとのこと。
それが夜泣きにも繋がっているともされているそうです。

自我が芽生え始める2歳になると、そのような感覚はもうあまり持たないとされているようですが、少なからずそのような意識が根底にある子どももいるようです。

有効な寝かしつけの方法は?

では、どうすれば子どもをスムーズに寝かしつけることができるのでしょうか?
保育園のお昼寝の時間に実際行っている手法とともにご紹介いたします!

昼間を活発に過ごさせる

睡眠は、日中の活動での疲れを取るための休息です。
もちろん、疲れるような活動をすればするほど、子どもはスタミナ切れとなり、回復のためにと睡眠をとるようになります。

また、子どもの場合は、疲れを癒すと同時に、日中に起こったことを睡眠中に整理し、言葉などを反復で学習する時間であるともされています。
つまり、日中の活動が有意義であればあるほど、子どもはスッと入眠できることが期待できるのです。

昼寝をさせすぎない

日中、特に午前中に活発に活動していると、昼食後、泥のように眠ってしまうこともあるでしょう。
そして、そういうときに限って、起こそうとしてもなかなか起きないものです。
「気持ちよく寝ているんだから、良いか♪」と見逃していると、夜に手痛いしっぺ返しを食らうこととなりますよ(゚Д゚;)

2歳児の場合の昼寝は、昼食後の1時間半~2時間程度が適当とされています。
足りないのも困りものですが、寝すぎるのもまた問題です。
タイミングを見計らって、適度なところで切り上げて、午後の活動を充実させたいものですね。

入眠儀式を作ってみる

「儀式」と言っても、どこかの国の少数部族のようにいきなり踊り出すなどということではありません(^^;
いわば、寝る前のルーティーンを作るのです。

例えば、絵本を1冊読み聞かせてから布団に入ることを約束させるのです。
最初は上手く行かないこともあるかも知れませんが、その流れが確立されて行くと、自然と布団に入って目をつむるようになります。

一種の条件反射のようなものですが、「寝るまでの流れ」をどのようにするか、一度考えてみられても良いのではないでしょうか。

添い寝して寝息を立てる真似をしてみる

いわゆる「寝たフリ」です。
添い寝によって、一緒に居ることへの安心感を与えることができるため、有効な手段です。

保育園でのお昼寝の際の、保育士の行動としては「職務中に寝転がるのが好ましくない」との理由から行わない場合が多いです。
しかし、これが一番手っ取り早く睡眠に繋がるため、比較的年配の保育士の先生方は添い寝での寝かしつけを行っていました。
そして、その先生方の方が先に眠ってしまうのは、言うまでもありません(^^;

同じく、この手法をとることで親御さんが一緒に眠ってしまう可能性はあるものの、「寝る」という雰囲気は作り出すことには役立ちます。
こうして、子どもも親御さんの真似をしているうちに、自然と入眠できるようになるのです。

寝ない時はどうするの?

様々な策を講じても、どうしても寝ないときもあります。
そのようなときにこそ試したい、伝家の宝刀とも言える手法を考えてみましょう。

寝かしつけにおける禁止ワード!

早く寝かしたい気持ちが先行するあまりに、つい口をついて乱暴な言葉が出そうになりますが、口にしてはいけない禁止ワードがいくつかあります。

「お化けに食べられちゃうよ」
→眠ることへの恐怖感を更に植え付けることとなります。

「寝ないと明日のおやつあげないよ」
→「そんなの嫌だー!!」という気持ちが先行し、落ち着きかけた子どもの神経を逆なでしてしまいます。

「もう知らない!」
→信頼している親御さんに見放されたという感覚に陥ります。

もちろん、親御さんとに信頼関係によって、これらの言葉を耳にしても全く動じない子どもも居ます。

しかし、私が勤務していた保育園では、これらの言葉は頑なに禁止されているものでした。
あまり好ましくない言葉であることは確かなようです。

最終手段は「温かく見守る」です

万策尽きた!という場合には、放置も1つの手段です。
しかし、その場から離れてしまうのではなく、あくまで添い寝の姿勢は保ちつつ、子どもの言動をきちんと見守りましょう。

「北風と太陽」という童話をご存知でしょうか。
北風がいくら吹きすさんでも旅人が服を脱ぐことができなかったのに、太陽が温かく降り注げば、旅人は自然と上着を脱ぐのです。
つまり、親御さんが「早く寝なさい!」とばかりに、寝かしつけようと躍起になればなるほど、その雰囲気を知ってか知らずか、子どもは睡眠から遠ざかろうとするものです。

このような場合にあっては、寝かしつけることを一旦諦めるのも1つの方法です。

なにぶん、相手は2歳の子どもです。
いくら元気が有り余っていても一晩中起きて騒いでいることは、まずあり得ません。
大きな声を出して騒ぎ回っていたとしても、突然電池が切れたかのように、パタッと寝てしまうというのは、よくあることです。

いわば、自ら充電器の中に入っていく、お掃除ロボットのようなものでしょうか(^^;
実に精巧にできたものです。

このような状態になることを知っておくと、親御さんも気が楽なものですよね。

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おはる

第2子を妊娠中に「ボケ防止に…」と始めた勉強で保育士資格を取得。 認可保育園・病児保育所での勤務を経て、現在は会社員兼2児の母。 専門は日本語・英語での文化交流だったはずが、いつしか保育や社会的養護が生活の中心に。 ウサギさんと関ジャニ∞をこよなく愛する三十路少女(o゚▽゚)ノ♪