保育士直伝!2歳までの完了を目指すトイレトレーニングのやり方

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赤ちゃんから幼児への過渡期に、一番の課題とも言えるのが、トイレの問題です。
いつまでもオムツで過ごすわけには行かないにしろ、昨日までオムツだったものを「はい、今日からはトイレでしてね」と言うわけにもいかないのが現状です。

そこで、トイレトレーニングが必要となって来るのです。
自らの意思でトイレに行ってくれるようになれば、親御さんや保育士の負担も格段に減るもの。
なるべく早く始めて、さっさとオムツ卒業の日を迎えていただきたいものですよね。

トイレの問題は、どんな子どもでも避けて通ることができないものです。
いわば、人生における重要な通過儀礼と言っても良いほどのトイレトレーニング。
その方法を、数々の子どものおむつを外してきた元保育士の私がお伝えいたします(*^_^*)v

トイレトレーニングを始めるタイミングは?

既に保育園に通っている子どもたちは、適切な時期が来ると、保育園の方から「トイレトレーニングを始めます」という通達が来ますよね。
「特別に携わらずとも自然とトイレができるようになっていた!」と、驚かれる親御さんも少なくありません。

一方、幼稚園に通わせようと思っている親御さんであれば、「入園までにトイレトレーニングを完了させてください」との通達が必ずといって良いほどあります。
それゆえ、慌てて取り組んでいるご家庭も多いのではないでしょうか。
間際になってバタバタと慌てないためにも、先手を打っておきたいものですよね。

保育園におけるトイレトレーニングは、園の方針にもよるものの、概ね2歳のお誕生日を過ぎたころから始めるところが多いようです。
自らの足で歩くことができ、簡単な会話が成立するようになる頃を見計らってから…というのを最適としているようです。

しかし、私が勤めていた保育園では、親御さんの意向を伺いながらではあるものの、ひとり歩きができるようになる1歳前後から、トイレトレーニングを開始していました。

それというのも、トイレトレーニング開始に最適と言われている2歳といえば…そうです、イヤイヤ期の真っ最中!
言葉こそ通じるものの、「イヤ!」を連発して楽しむ、可愛くも恐怖のお年頃です( ゚Д゚)!!
その時期が来る頃までにはトイレトレーニングを完結させることで、子ども・親御さん・保育者、みんながハッピーになる♪と、の方針があったのです。
「合わないなぁ~」と感じる園の方針が多い中で、私が唯一賛同できる点であったと言っても過言ではありません(^^;

ひとり歩きを始めた頃の、早い段階からトイレトレーニングを開始することでのメリットは、数えきれないほどあります。
子ども自身も、保育者に促されるままにトイレに座るので、物心がつくころには「トイレで用を足す」のが当たり前の感覚となります。
そのような子どもは、オムツをつけることをひどく嫌がる他、何とかオムツを履いたとしても、そこに用を足してしまった時に、とてつもない不快感をあらわにします。

また、概ねイヤイヤ期を避けることができるため、トイレトレーニング自体も比較的スムーズに進みます。
従順とは言い難いまでも、こちらの言っていることは理解できます。
「いつ始めようか…」と待つくらいなら、早めにしておく方が比較的容易に終えることができるでしょう。

トイレトレーニングの進め方、教えます!

日々多くの子どもたちと過ごす保育園のスタッフも、子どものトイレトレーニングを早く終えたいのは同じこと。
ここだけの話、手間が各段に違います!
それゆえ、保育士は皆一様に、トイレトレーニングが早く終わる方法を心得えています。
家庭で「上手く行かない!」と嘆く前に、是非チェックしてみてくださいね♪

トイレに誘う時間・タイミングを固定する

園の方針にもよりますが、概ね全ての保育園では、計画保育を実施しており、1日の流れが確立しています。
端的に言うと、「いつ・何を・どのような目的で・実行する」ということが決まっており、その中で、トイレに行く時間もおおよそ決まっています。

特にトイレトレーニング中の1~2歳児は、水分補給とトイレトレーニングがセットで行われることとなっています。
私が勤務していた保育園では、当該学年の全園児が登園完了する10時ごろ・昼食前の11時半ごろ・午睡前の12時半過ぎ・午睡後各自という4回は必ずトイレに連れて行くということが決まっていました。

この頃の子どもにはまだ、「時間」という概念がないので「何時だからトイレに行く」という自覚はありませんが、「この行動の後にはトイレに行く」ということを身体に覚えさせることに重きを置いています。
まずは、生活のリズムの中に「トイレに行く」という行動を入れ込むことが重要と言えるでしょう。

出なくても座らせる

座っても排尿・排便があるとは限りません。
寧ろ、始めたばかりの頃は出ない場合がほとんどですので、「出なくて当たり前」というスタンスで居た方が気も楽です。

その際に、少しだけアクションを加えることがあるとするならば、背中からお尻の辺りにかけてを、スーッとなぞるように撫でてみると排尿されることがあります。
例えるのならば、背筋をなぞられて、「ゾクッ」とする、あの感触でしょうか。

また、排便を促したいのであれば、お腹のマッサージも良いですが、背中のマッサージもしてみると良いでしょう。
右わき腹の後方を撫でてみると、腸の動きが活性化されることが期待できます。
これは、大人の便秘にも効果的とされていますので、是非お試しください♪

そして、出なくても1分ほどは座らせて、動向を見守りましょう。

とにかく褒める!

行動1つ1つに対してとにかく褒めることが大切です。
トイレに入っては褒め、トイレに座っては褒め…という具合です。
特に、排尿・排便がきちんとできた折には、もう、祭りでも始まったかのような勢いで褒めちぎるのです!

一方、失敗してしまっても、それまでの行動をなるべく褒めるようにしてください。
泣きながらでもトイレに入ったのならそれで良し、便器の外にしてしまってもトイレに行こうとしたその行動を褒めてください。
そして、失敗に対しては穏やかに「次は頑張ろうね~」と促すようにしましょう。

何だかバカらしく思える光景かも知れませんが、とにかく、「行動を肯定されると人は伸びる」という点が、トイレトレーニングにも生きるということなのです。
逆に言えば、叱られることで委縮してしまい、オムツ卒業がますます遠のいてしまうことも考えられます。
「親御さんのメンタルがもたなくなる…」との思いもごもっともですが、一時的なものです。
一緒に頑張りましょう…!

どれぐらいの期間で完了する?

オムツ卒業には概ね3か月から半年程度を要し、全く失敗が無くなるまでには1年近くかかるものです。
生まれてから1年以上、オムツで排尿・排便し、それを片付けてもらうことが当たり前となっていた子どもにとって、その習慣を変えていくのですから、当然時間はかかるものです。
今日始めて明日から大丈夫!ということは、残念ながらほぼ不可能なのです。

昔の歌ではありませんが「3歩進んで2歩下がる」という進み具合でちょうど良いのだということを心に留めておきましょう。
子どもも親御さんも、焦らないことが一番の近道と言えるでしょう。

トイレトレーニングでイライラしないために…

失敗は付き物とわかっていても、目の前で失敗されると、やはりイライラしてしまうもの。
それは、保育士でも同じことです(^^;

保育士は「仕事だから…」とある意味割り切ることができますが、親御さんはなかなかそうはいきませんよね。
家庭でも取り入れていただきたい、ちょっとしたポイントをご紹介いたします。

トイレに行きたくなる工夫を

子どもに、「トイレは楽しい所だよ」ということを、少しでも印象付けることができればこっちのもんです。

保育園でよくやる手法としては、トイレのドアやタンクなど、子どもの目につくところに、子ども好みの絵やシールを貼ってみるということです。
特に、1~2歳児に一番ウケの良いのは「アンパンマン」です。
あのキャラクターは、実によくできたもので、子どもの心理を捉えて離さないポイントが「これでもか!」というほどに盛り込まれたものでもあります。

更に、可能であれば、パペットを持ち込むのも効果的です。
衛生面で言うと賛否両論あるものの、「一緒に見てるよ~。頑張ろうね」などと言うと、やる気を見せてくれる子どもも多いものです。

失敗前提で構える

「失敗しない・させたくない!」との思いがあるからこそ、失敗を目の当たりにしたときにガッカリと同時にイライラしてしまうもの。
寧ろ、「失敗しないと成長しない」ぐらいの心持ちで構えてみてください。
すると、いくらか気持ちが穏やかに過ごせるものですよ。

加えて「今日ダメだったけど、明日こそできるといいね~」との声かけもお忘れなく(^^)/

無理をしない・させない!

このころになると、徐々に言葉を覚え始めたり、イヤイヤ期が始まったりして、トイレトレーニングが思うように進まない場合もあるでしょう。
なので、自我が芽生える前段階でトイレトレーニングを始めておきたいところなのですが、子どもの発育状況も様々であるため、難しい所でもあります。

もし、子どもの気分が乗らない・体調が悪いなどがあれば、思い切って切り上げることも必要です。
また、トイレトレーニングが進んでいる段階でも、「今日はトイレでしたくない!」や「パンツは履かない!」などという言動をとる子どもも居ます。
その場合には、トイレトレーニングしない日を作ってOKですし、思い切ってオムツに戻っても大丈夫!

トイレトレーニングもいつか終わりが来て、必ずトイレでできる日がやってきます。
親も子も適宜気分転換を図り、ゆっくり取り組んで行きたいものですね

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おはる

第2子を妊娠中に「ボケ防止に…」と始めた勉強で保育士資格を取得。 認可保育園・病児保育所での勤務を経て、現在は会社員兼2児の母。 専門は日本語・英語での文化交流だったはずが、いつしか保育や社会的養護が生活の中心に。 ウサギさんと関ジャニ∞をこよなく愛する三十路少女(o゚▽゚)ノ♪