子どもに栄養ドリンクはどう?飲んで良いもの・悪いものを見極めよう!

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夏真っ盛りに近づくにつれ、日々気温が上昇するのと並行して、夏バテや熱中症といった夏特有の病気も懸念されるようになりますね。
それだけでなく、夏は細菌が活性化しやすい時期であることから、手足口病やヘルパンギーナといった感染症も流行しやすくなっています。

これらによる疲れや虚弱体質から、心配のあまり栄養ドリンクを与えたくなる親御さんも多いのではないでしょうか。
薬局やドラッグストアだけでなく、スーパーやコンビニでも購入できることから、手近な栄養源として大いに活躍してくれそうなものです。

しかし、この栄養ドリンクには具体的に何が含まれているか、ご存知ですか?
また、栄養ドリンクによって身体にどのような影響があるかを考えたことがあるでしょうか?
あの小さな瓶に隠された秘密を解き明かしていくことにしましょう。

栄養ドリンクのもたらす作用とは?

「栄養ドリンク」といっても、その機能性や栄養の含有量は実に様々です。
例えば、ビタミンCやビオチンなどを配合した美肌・美容に特化したドリンクや、滋養強壮やパワーアップのためのエナジードリンクなど多岐にわたっています。
もちろん、風邪や体調不良等の諸症状に伴う虚弱を改善するのにも役立つ栄養ドリンクも多数販売されていることから、ついつい我が子のためを思ってあげたくなってしまう親御さんも多くいらっしゃるのではないでしょうか。

確かに、栄養ドリンクは濃さや量に違いはあれど、それぞれの症状に有効な栄養が詰まっており、即効性の高いエネルギー源であることには間違いありません。
「もうひと頑張りしなきゃな…!」というときに栄養ドリンクの力を借りて乗り切った、という体験を、誰しも一度くらいはお持ちなのではないでしょうか。
手に入りやすく、栄養価も高いとあって、使いようによっては、これ以上にはない心強い味方とも言えるでしょう。

栄養ドリンクは子どもに与えてはダメ?

この、心強い味方は、子どもにとってもそう言えるのでしょうか?
実は、栄養ドリンクには、高い栄養価と引き換えに、その味を調えるために大量の添加物が含まれているのです。

例えば、防腐剤として含まれるプロピレングリコールや、保存料の安息香酸ナトリウムやパラベンといった物質は、大量に摂取するとけいれんを起こして死に至ることが確認されています。
もちろん、栄養ドリンク1本で死に至ることはまずないと言えますが、危険な要素をはらんでいることには間違いありません。

また、ドリンク自体に血行を促進させるために微量のアルコールが入っているものもあります。
ビールやチューハイなどより遥かに薄いもので、酒気帯び運転などで処罰されるような分量ではないものの、アルコールであることには変わりありません。
子どもはおろか、未成年全般にわたって飲ませることが危険であるものもあるのです。

カフェイン含有のドリンクがほとんど!

添加物やアルコールも健康を害する恐れがある成分ですが、最も気に留めるべきは、カフェインの存在です。
コーヒーをはじめ、コーラやチョコレートといった身近な物質であることから、危険だという認識はあまり持たれないかも知れません。

しかし、よく「眠気覚ましにコーヒーを飲む」ということがあるように、カフェインには覚醒作用があるのです。
それとともに、心筋の収縮力が向上することから血流が活性化し、身体からエネルギーがみなぎってくるような感覚にさえなることでしょう。
ただ、この心臓に働きかける作用が危険で、時として、動悸・息切れ・目まいといった症状を引き起こします。

この、覚醒作用と心筋の収縮力アップが、身体を元気にしてくれるように見せる効果があるため、多くの栄養ドリンクに積極的に配合されていることとなっているのです。

子ども用の栄養ドリンクはどう?

最近では、「子ども用」とハッキリ書かれた栄養ドリンクを見かけることもできます。
大人用と同じく小瓶に入って、ドラッグストアやコンビニに置かれています。

子ども用のものは、アルコールやカフェインが除かれたものが多い一方、添加物などは取り残されたままであることが大半です。
「子ども用だから」と言って、全権の信頼を置くことは難しいでしょう。

風邪などの症状が長引き、食事が上手く摂れない…といった場合には有効ですが、「ここぞというときのパワーアップ!」という名目では、あまり用いない方が良いのかも知れません。

栄養ドリンクで死亡事故!?

信じ難いことではありますが、栄養ドリンクを飲み過ぎて病気になってしまったり、死亡事故が起こってしまったりということもあります。

それというのも、原因は、カフェインにありました。
心臓に急激に負荷がかかることで、心筋梗塞や不整脈を引き起こしたり、覚醒作用によって衝動的な行動を起こしてしまったりということが少なからず起こっているのです。

また、カフェインは中毒性も高い物質となっており、一度飲み始めると止まらなくなってしまうこともあります。
コーラを飲み始めると止まらなくなるという「コーラ中毒」も、このカフェインによるものと考えられています。

しかし、これらは栄養ドリンクを多用した結果にもたらされたものです。
用法・用量を守って正しく飲めば、そこまで恐れることはありません。

子どもに栄養補給するには?

まずは、1日3食きちんと摂ることが大前提と言えるでしょう。
たんぱく質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルといった5大栄養素をバランスよく食べることが必要です。

文部科学省の提唱する「早寝早起き朝ごはん」は、非常に理に適った推進運動と言えるでしょう。

3食で足りなかった栄養は、おやつとして摂ることも必要です。
ここで注意したいのは、「おやつ=お菓子」ではありませんよ!
おにぎりや魚肉ソーセージといったものもおやつとして有効です。

私の勤務していた保育園でも、週に2回ほど、おやつの時間に「え?おかずじゃないの?」といったものが登場していました。
後でよくよく給食の献立表と照らし合わせてみると、昼食で不足しがちだった栄養素がおやつで上手く帳尻が合うようになっていたのです。
これには、管理栄養士さんの素晴らしさを感じたものでした…!

また、「栄養ドリンク」と言われると思いつくようなドリンクではないものの、成長期の子どもが栄養摂取するに適したドリンクもあります。
これらを活用していかれるのも良いかも知れませんね。

子どもの栄養補給にオススメのドリンク3選

市販の栄養ドリンクのように即効性はないものの、成長期の子どもに必要な栄養素が手軽に摂れるドリンクをご紹介いたします。

また、これらは、現在のところ市販されていないため、インターネット通販か電話での通販のみの販売となっています。
購入の際はくれぐれもご注意ください。

アスミール

ココアのような粉タイプのものを牛乳に混ぜて作るドリンクです。
「ミロ」のようなものですね♪

カルシウムの吸収力にこだわった成分を中心に、身体の成長に欠かせない栄養素の宝庫!
美味しく栄養補給しながらぐんぐん伸びることができ、まさに一石二鳥と言えるでしょう。

フィジカルB

こちらも、牛乳に溶かして飲むタイプ。

見た目が鮮やかなグリーンなので「青汁!?」とたじろぐ子どもも多いかも知れませんが、味はマンゴーテイストで甘くて飲みやすいものとなっています。
ビタミンを中心にアミノ酸が9種類含まれており、身体を動かすエネルギー源として有効に働きます。

食事で不足しがちな栄養素を補給することもできるため、まさに「おやつ」にピッタリですね!

のびのびスムージー

こちらも、牛乳や水に溶かして飲むタイプのドリンクです。

80種類の植物酵素が含まれて、栄養素のゴールデンバランスを実現した逸品となっています。
また、休息の質を高めるクワンソウも配合。
成長期の身体づくりにダイレクトに働きかけ、伸びる力をサポートしてくれることでしょう。

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おはる

第2子を妊娠中に「ボケ防止に…」と始めた勉強で保育士資格を取得。 認可保育園・病児保育所での勤務を経て、現在は会社員兼2児の母。 専門は日本語・英語での文化交流だったはずが、いつしか保育や社会的養護が生活の中心に。 ウサギさんと関ジャニ∞をこよなく愛する三十路少女(o゚▽゚)ノ♪